SeaArtでのLoRAの使い方
LoRAはチェックポイントに追加学習した要素を追加します。前回の講座にあるよう
- LoRAにはトリガーワードがありプロンプトに追加する
- LoRAには重み付けがあり「-1~2」までの範囲で設定する
- LoRAは複数使うことができる。
の特徴を持っています。
SeaArtでは、チェックポイントを選択し、右側の設定ペインのLoRA欄にある「+」をクリックします。

LoRAの選択画面がポップアップで表示します。各LoRAの右上にマウスを置くと「Detail」リンクが表示しますのでクリックすると詳細を確認できます。
今回は、「Japanese short hair girl」の詳細を確認します。

ライセンスを含む詳細情報が表示されます。このLoRAには「トリガーワード(Trigger Words)」が空欄になっていますが、必要なLoRAもあります。

元の画面にもどり、「Japan short hair girl」を選択します。

LoRAでどれくらい変わる?
ベースになるプロンプトは一切変更しない(シード値含めた全ての設定)。 LoRAのみ変更する。
ベースプロンプト:(masterpiece, best quality, ultra detailed, highres, 4K, 8K, extremely), a Japanese girl, gray Business suit, (bust-up shot:1.5), simple background
LoRAなし


LoRAあり、重み1
日本人のショートカットの女の子を学習しているので、ショートカットになりました。チェックポイントが元々日本人顔なので日本人が強調されている感は少ないですね。


LoRAあり、重み-1
重み付けが「−1」ですので、ショートヘアーでは無くなりました。顔も少しキツメです。


LoRAあり、重み0.5
重み付けを「0.5」にしたので、ほどよくLoRAが効いています。


LoRAあり、重み2
重み付けを「2」にすると、効き過ぎで画像が崩れ始めました。やはり、1以下で設定するのが良いようです。


複数LoRA
LoRA「Japanese 美熟女006」を追加し、2つのLoRAの効き具合を確認します。重み付けは、
- Japanese short hair girl 0.5
- Japanese 美熟女006 0.6
です。
少しだけ老けた感じです。


重み付け変化
「Japanese 美熟女006」の重み付けを「1」にすると、老け具合が強くなります。


いろいろなLoRA
LoRAは、沢山のユーザーが自分好みの画像を作成するために自作し公開されています。
SeaArtでは、
- SeaArtが選んだLoRA
- SeaArt上で自分で作成するLoRA
が選択できます。
最初のLoRA選択画面にカテゴリー別で探したり、キーワードで探したりできます。
カテゴリーとしては、
- 顔(自分子のみになるように)
- 髪型
- 服装
- 表情
- 体型
- ポーズ
- シチュエーション(例えば水中)
- 画風
など沢山あります。
時間があるときに眺めてみるだけでも楽しいものです。
また、複数LoRAを組合せ、更に、それぞれの重み付けで画像が変わります。
最高の作品を作成するために試行錯誤するのも楽しいと思います。
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