第26回 言語変換

プロンプト講座

英語プロンプトの意外な効果

1. 今日のテーマ

  • 英語でプロンプトを書くとAI(LLM)の精度が上がる場合がある。
  • 技術用語は英語で定義されているため、英語表記を使うと明確になる。
  • 英語が苦手でもAIを使えば簡単に英語プロンプトが書ける。

2. はじめに:英語プロンプトのメリットって何?

皆さん、いつもAIに日本語でプロンプト(指示)を出していますよね?
実は、英語でプロンプトを書くとAIがもっと良い結果を返してくれることがあるんです!

なぜだと思いますか?

その秘密はAI(LLM:大規模言語モデル)の学習データにあります。

  • 学習データの約7割は英語で書かれている
  • 専門的な技術用語は基本的に英語で定義されている
  • 英語は表現が曖昧になりにくい(意味が明確)

つまり、AIにとって英語は理解しやすく、正確に内容を処理できる言語なんです。

3. 英語プロンプトを使った具体的な例

例えば、画像生成AIに指示を出してみましょう。

🇯🇵 日本語プロンプト(曖昧)🇺🇸 英語プロンプト(具体的)
「かっこいい画像を生成して」“Generate a futuristic cyberpunk city at night, vibrant neon lights, ultra-detailed, 4K resolution”

日本語だと、なんとなくの指示しかできず、AIも曖昧な結果を返すことが多いです。

しかし、英語プロンプトは「スタイル」「時間帯」「色」「解像度」など細かく指定でき、より具体的で正確な画像が生成されます。

了解しました!LLMならではの魅力を活かした内容に修正しました✨

4. 英語が苦手でも大丈夫!AIに翻訳してもらおう!

「でも英語苦手だし、書けない…😢」
と思った人も大丈夫!

実は、今みなさんが学んでいる**生成AI(LLM)**を活用して、日本語から英語への翻訳がとても簡単にできます。

LLMは翻訳が得意なので、プロンプト作成にも使わない手はありません。

💡 AIに翻訳してもらう方法(超簡単)

  1. 日本語でやりたいことを伝える 「かわいい柴犬が桜の下で笑顔で座っている画像を生成したいです。英語のプロンプトに直してください。」
  2. AIからの返答例(英語プロンプト) "Generate an image of a cute Shiba Inu sitting happily under cherry blossoms."

これだけでAIが素早く、高品質な英語プロンプトを作ってくれます!

LLMは翻訳精度が高く、しかも「画像生成に使うプロンプトのように」と目的を指定できるので、より良い英語にしてくれます。

まさにAIを活用してAIの精度を高める一石二鳥の方法です✨

ぜひ皆さんが普段使っている生成AIに頼ってみましょう!

5. 英語プロンプト作成時の3つのコツ

英語プロンプトを書くとき、ちょっとしたコツがあります。

📝① 具体的な言葉を使う

曖昧な言葉(例:beautiful, cool)は避け、
「cyberpunk-style」「at sunset」「in watercolor style」などの具体的な表現を使います。

📝② 技術用語は英語を使う

日本語だと意味がズレることがあるので、技術用語(例:AI, blockchain, 4K, VR)はそのまま英語表記を使います。

  • ✅ 良い例:
    「Generate a VR gaming environment in futuristic style.」
  • ❌ 良くない例:
    「バーチャルリアリティーでゲーム風の未来的な環境を作って」

📝③ 簡単でシンプルな英語を使う

難しい英語は避けて、簡潔に表現しましょう。

  • ✅ 良い例:
    「Generate an image of a cat on a laptop, cute, cartoon style.」
  • ❌ 良くない例:
    「Produce an artistic depiction featuring a feline situated upon a computational device.」

シンプルが一番!

6. ちょっと実践!自分でやってみよう(3分でチャレンジ💡)

以下の日本語プロンプトをDeepLを使って英語に変換してみてください。

課題
「宇宙空間に浮かぶ青く輝く地球と、周りにいくつかの人工衛星が飛んでいる画像を生成して」

翻訳結果例(確認用)

"Generate an image of a blue shining Earth floating in outer space, surrounded by several satellites."

どうですか? 簡単にできましたね!

まとめ

今回の講座の内容をもう一度チェックしましょう!

  • 英語でプロンプトを書くとAIの精度が上がる場合がある
    • 英語はAIが最も多く学習している言語。
  • 技術用語は英語表記を優先すると正確になる
    • AIやVRなどの専門用語は英語で表記する。
  • 英語が苦手でも翻訳ツール(DeepLなど)を活用すればOK!
    • 日本語→英語への翻訳で高品質プロンプトが作れる。

英語プロンプトを使って、もっとAIを上手に活用していきましょう✨

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