第7回 Chain-of-Thought

プロンプト講座

AIに「考え方」を教えよう

1. Chain-of-Thoughtとは?

AIが複雑な問題に答えるとき、「考え方のステップ」を教えてあげると、より正しい答えを導きやすくなります。
この方法を 「Chain-of-Thought(チェーン・オブ・ソート)」 と呼びます!

💡 ポイント
問題を分解して順番に考える
理由や途中の考え方を明示する
「Let’s think step by step(ステップごとに考えよう)」が合言葉!

2. Chain-of-Thoughtの例

AIに「プラスチックごみ問題について考えて」とお願いすると、いきなりざっくりした回答になりがち。
そこで、考え方のステップを教えてあげましょう!

例:「プラスチックごみ問題の解決策を考える」

「まず問題を分解しましょう。  
1. 課題:プラスチックごみの増加  
2. 原因:過剰包装? 使い捨て文化?  
3. 解決策:リサイクル制度の改善? 環境に優しい素材の開発?」  

こうすると、AIは「原因」と「解決策」を意識して、より論理的な答えを出せます。
まるで脳内会議を可視化するようなイメージですね!

3. 数学や論理問題でも使える!

Chain-of-Thoughtは、数学の問題を解かせるときにも役立ちます!

例:「17×23を計算する」

普通に聞くと、AIはすぐに「391」と答えますが、
Chain-of-Thoughtを使うと、途中の計算過程も示すようになります。

Let's think step by step.
1. 17 × 23 = (17 × 20) + (17 × 3)
2. 17 × 20 = 340
3. 17 × 3 = 51
4. 340 + 51 = 391

途中のステップがあることで、計算のプロセスを確認しながら理解できる!

4. 実践してみよう!

次の問題をChain-of-Thoughtで分解してみよう!

お題:「夏の暑さ対策を考える」

いきなり「どうすればいい?」と聞くのではなく、考え方を整理してみよう。
例えば、次のように分解できるかも?

「Let's think step by step.  
1. 課題:夏は気温が高くなり、熱中症のリスクがある  
2. 原因:強い日差し、湿度の高さ、都市のヒートアイランド現象?  
3. 解決策:日陰を増やす? 水分補給をこまめにする?」  

👉 あなたなら、どんなステップを考えますか? ノートに書いてみましょう!

5. 応用編|自由にChain-of-Thoughtを作ってみよう!

次のテーマから1つ選び、問題を分解してみよう!

  1. 「テストの点数を上げるには?」
  2. 「地球温暖化を防ぐには?」
  3. 「AIのメリットとデメリットは?」

👉 自分の考え方を整理しながら、Chain-of-Thoughtで書いてみよう!

まとめ

Chain-of-Thought(思考の連鎖)とは、AIに考え方のステップを示すテクニック!
問題を分解すると、より論理的な回答が得られる!
数学や社会問題など、あらゆる場面で使える!
「Let’s think step by step」が合言葉!


このテクニックを使えば、AIがもっと論理的に考えるようになります!

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